インフルエンザ感染中とインフルエンザ後の飲酒

インフルエンザなどの病気にかかった際には消毒だと言って飲酒をするという人が時折見られます。
確かにアルコールには殺菌作用があるということはよく知られていますが、しかし実際のところ、これには全く意味がないどころか逆効果であるということは絶対に知っておきましょう。
ではどうして意味が無いのかと言うと、そもそも現代人が一般に飲んでいるお酒には大したアルコールが入っていません。
ビールであれば4~6%程度、少しキツいカクテルでも20~30%程度が一般的でしょう。
ドラッグストアなどで販売されている消毒用アルコールは純度が低くとも70%程度はありますから、飲酒用のお酒では純度が少なすぎて消毒作用が期待できないのです。
加えて飲酒では喉の表面にしかアルコールが触れませんし、インフルエンザウイルスは細胞の奥に潜むのですからやはり意味はありません。
次に逆効果と言うことの意味ですが、これはアルコールが持つ水分を奪う働きが関係しています。
アルコールが身体に入ると身体の中にある水分が少なくなっていき、身体の働きの効率が低くなってしまうのです。
さらにインフルエンザで高熱が出ている時は高熱で水分が不足しやすい状態にあるのですから、最悪の場合脱水症状でさらに状態が悪化することもあり得るでしょう。
補足的にインフルエンザ後の飲酒について触れておくと、これは絶対に避けるべきとは言えませんがなるべく避けた方が無難です。
インフルエンザ後は体力がかなり消耗しているものですし、治療期間が長かったのであれば通常の食事ができておらず胃腸が弱っているというケースもあります。
日本では古くから「病気になった時は卵酒が良い」と言われてもいますが、卵酒はタンパク質を供給しつつ体温を挙げると言うところでは意味があるでしょう。
ですが先ほど触れた脱水症状のリスクはインフルエンザ後もありますから、あくまでも少量にとどめることを心掛けてください。